GitHub Changelogで2026年10月22日に、GitHub Copilot in Visual Studioの2026年9月分の更新が公開されました。Visual Studio 2026でのGitHub Copilotの使い方に関わる内容で、プルリクエストの確認・使うAIモデルの切り替え・NuGetパッケージの脆弱性修正という3点が中心です。個人で開発や学び直しをしている人でも、操作の場所が分かれば順に試せる機能がそろっています。
要点
- Git agentがプルリクエストを調べ、コメントやファイルへのたどれるリンク付きの要約を返すようになった
- Bring Your Own Model(BYOM・自分が選んだAIモデルを持ち込む仕組み)はpreviewで、Community・Professional・Enterpriseの各editionで既定で有効
- BYOMには破壊的変更があり、新しいAgent (Preview)が必要。以前のAskとAgentモードはBYOMに対応しない
- Error ListのNuGet Audit警告から、Copilot Chatのagent modeで脆弱なパッケージの修正を依頼できる
- この更新はCopilot Free・Student・Pro・Pro+・Max・Business・Enterpriseを含む、すべてのGitHub Copilotプランの利用者が対象
何が発表されたか
今回の内容はVisual Studio 2026のGitHub Copilotの新機能として案内され、最新のものはInsiders channelで確認できるとされています。Visual Studio BlogではVisual Studio 2026のStable Channelの更新として同じ機能が説明されており、Visual Studio 2026をダウンロードすれば新しいCopilot機能を試せるとされています。
プルリクエストをチャットから調べる
Git agentが、プルリクエスト(変更内容をレビューしてもらうための提出単位)を自分の代わりに調べられるようになりました。手順は、GitHub Copilot Chatを開いてGit agentを選び、Git Repository windowからプルリクエストをコンテキストとして添付する流れです。返答にはIDE内のプルリクエストビューで該当するコメントやファイルを直接開けるリンクが含まれ、もっと深く知りたいときは追加の質問を重ねられます。この機能を使うにはGit providerのMCPサーバー(外部のデータや機能をAIにつなぐ仕組み)への接続が必要で、GitHubとAzure DevOpsのどちらにも対応します。
使うモデルを自分で選ぶBYOM
BYOMはpreviewでの提供で、チームが好むモデルを使えるようにする機能です。GitHub Copilot経由でも自分のモデルデプロイでも使え、GitHubにサインインしているかどうかを問いません。BYOMはCommunity、Professional、Enterpriseの各editionで既定で有効になっています。対応プロバイダーはMicrosoft Foundry、OpenAI、Anthropic、Ollamaで、OpenAIとOllamaはcustom endpointにも対応します。使い始める手順は、Chatを開き、model picker(モデルを選ぶ画面)でAdd a modelまたはManage Modelsを選び、プロバイダーに接続してからAgent Modeで作業する流れです。
破壊的変更として、BYOMはGitHub Copilot SDK-powered harness上に作られた新しいAgent (Preview)を必要とします。以前のAskとAgentモードはBYOMに対応しなくなり、更新後は以前設定したOllamaのモデルを再追加する必要があります。またすべてのモデルがAgent Modeのすべての機能に対応しているわけではなく、未対応の場合はVisual Studioが黙って失敗せずにその旨を明示します。
NuGetの脆弱なパッケージを直す
Error List(エラー一覧)のNuGet Audit警告に、GitHub Copilot Chatをagent modeで開き、NuGet MCP serverを使って脆弱なパッケージの修正をCopilotに依頼するfixerアクションが加わりました。restoreがNU1901、NU1902、NU1903、NU1904の警告を報告した後、Fixer列のsparkleアクションを選びます。実際の流れは、View > Error ListでNuGet Audit警告を見つけ、Fixer列のsparkleアクションを選び、Copilotが提案する変更を確認して適用するという順番です。利用にはGitHub Copilotへのサインインが必要で、自動修正にはNuGet MCP serverが必要です。NuGet MCP serverはVisual Studioに組み込まれており、Copilot Chatのtools menuから有効化できます。
デバッグ中の確認もしやすくなった
Visual Studioは、&&または||を使うC#のif文で結果を決めた式を強調表示するようになりました。デバッグ中にif文で停止すると、既存のインラインの → true または → false のヒントに加えて、赤と緑の強調でどの演算子が結果を決めたかが示されます。Attach to ProcessはPodmanコンテナーにも対応し、Debug > Attach to ProcessでConnection typeをPodmanにしてFindを選ぶとPodmanのコンテナーが自動で表示されます。.NETとC++のどちらのコンテナーも追加設定なしでデバッグできます。
個人の仕事や学びにどう使えるか
受託や副業でコードレビューを引き受けるエンジニアなら、Git agentにプルリクエストを添付して要約を出し、リンクから気になるコメントへ飛ぶ使い方が現実的です。議論の流れと変更ファイルを行き来する手間を減らせるので、他人のコードを短時間で把握したい場面に向きます。
学び直し中の人や社内の情報システム担当で、古い.NETプロジェクトを引き継いだ場合は、Error ListのNuGet Audit警告をFixer列から順に処理していく流れが使えます。警告番号を調べ直す前に、まず提案を見てから判断できます。
フリーランスや研究用途で複数のモデルを比べたい人は、BYOMでプロバイダーを登録し、同じ作業をAgent Modeで試す形が取れます。モデルによってAgent Modeの対応状況が違う点はVisual Studio側で示されるため、何が使えて何が使えないかを確認しながら進められます。
会社・チームで使うときのポイント
BYOMがCommunity・Professional・Enterpriseの各editionで既定で有効になるため、どのプロバイダーとモデルを使うかをチームで先に決めておくと運用が揺れません。Git agentのプルリクエスト探索はGit providerのMCPサーバー接続、NuGetの自動修正はサインインとNuGet MCP serverの有効化が前提なので、誰がどこまで設定するかを決めてから配布すると定着が早くなります。以前のAskとAgentモードでのBYOMが使えなくなる破壊的変更もあるため、更新の案内は社内で揃えて出すのが安全です。法人でのAI活用の導入や研修を検討しているなら、法人向けAIリスキリングサービスで導入社数No.1(東京商工リサーチ・2026年3月末時点)の株式会社デジライズに相談できます。
使う前の注意点
BYOMはpreview(試用段階)での提供で、すべてのモデルがAgent Modeのすべての機能に対応しているわけではありません。BYOMを使うには新しいAgent (Preview)が必要で、更新後はOllamaのモデルを再追加する必要があります。プルリクエストの探索にはGit providerのMCPサーバー接続、NuGetの修正にはGitHub Copilotへのサインインとtools menuからのNuGet MCP serverの有効化という条件が付きます。自分の環境やプランでどこまで使えるかは変わりうるので、使う前にGitHubとVisual Studioの公式ヘルプで最新の提供範囲と条件を確かめてから設定するのが確実です。Copilotが提案した変更は、適用前に内容を自分で確認する前提で扱うとよいでしょう。
まとめ
今回の更新は、プルリクエストの把握・モデルの選択・依存パッケージの脆弱性対応という、手を動かす場面に直接効く3点が軸でした。Copilot Freeを含むすべてのGitHub Copilotプランの利用者が対象とされているので、まずは手元のプロジェクトで操作の場所を確かめるところから始められます。Copilotの使い方を体系的に学びたい場合は、デジライズAIスクールのコース一覧にある「Copilotエージェント活用(上級)」のような講座から入ると、エージェントに任せる作業の切り分けを整理しやすくなります。
出典
- GitHub Copilot in Visual Studio — September update
- Visual Studio September Update - Power Your Workflow with Your Model
この記事は、各社の公式の発表をもとに AI で下書きし、出典の本文との照合とGoogle 検索による事実確認(ファクトチェック)を通ったものだけを公開しています。
